【日本語学習革命8】日本語の音と文字を自習できるグローマ字

「金融」のアルファベット入力は?

ローマ字にはいくつかの表記法があるため、ローマ字表記法で入力しても正しく変換されない言葉もあります。例えば「金融」をローマ字で「kinyu」と打つと、「記入」と変換されてしまいます。そこで誕生したのが、Glomaji(Global romaji) です。日本語の音を正確に反映する表記法で、「金融」は「kinnyuu」と入力します。

Tokyoではなくtoukyou

日本語の場所や人の名前の英語表記は、日本語の音を正確に表しているわけではありません。例えば Tokyo を日本語の音通りに読むと「ときょ」、Osakaは「おさか」、Ichiroは「いちろ」になります。Glomajiでは、それぞれ toukyou、oosaka、ichirouのように発音通りに入力します。また、Glomajiでは頭文字に大文字になりません。

「日本人」の入力はnihonnjinn

Glomajiは日本語の発音通りに入力するだけです。同じ音になるアルファベットが二つある場合は、英語のスタイルが優先されます。ローマ字でもnihonzinよりもnihonjinが一般的に使われます。しかし Glomajiでは nihonnjinnと入力します。nの次にくるアルファベットによって音が変わることがある(例:kinyu)ので、「ん」は常に nnと表記します。

日本語に正しく変換できる

Glomajiでは、入力したアルファベットの文字が正しい日本語に変換されます。どのアルファベットがどの日本語音を表すのかさえ知っていれば、正しいひらがな、カタカナ、漢字に変換できるのです。英語話者はあらためて学ぶまでもなく使えます。しかも、Glomajiの単語帳はabc順の配列です。正確な発音とつづりも同時に学べます。

文字の学習は一人でできる

さらに、PC やスマホで入力するアルファベットが正しい日本語発音に基づいているかどうかを、ひらがな、カタカナ、漢字に変換することでいつでも確認できます。Glomajiは 2011年にひらがなタイムズが提唱した新しい文字の表記システムです。まだ十分に普及しているとはいえませんが、グローバル時代の日本語文字学習ツールとして期待されています。

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