【日本語学習革命6】単語は必要な順に覚える
言葉は欲しいものを得るための道具
多くの語学教材は文法の学習から始まります。生徒は、それらを忍耐強く暗記することが語学学習だと刷り込まれています。しかし、幼児はテキストなどを使わなくても、言葉をマスターしていきます。それは、自分の望みを実現する道具として言葉を使っているからです。そして、単語と単語を組み合わせれば相手により詳しく伝えられることを知ります。
日本語を学んでも通じない
実際のところ、学習者から、教材で日本語を学んだけれど日本人には全く通じなかったという話をよく聞きますが、それも当然です。教材には、日常生活ですぐに役立つ言葉はほとんど出てきません。内容も文法中心ですので、それは「日本語学」なのです。そして、コミュニケーションに一番大切な単語を覚えるのは自習なのです。
最初に覚えるべき言葉:トイレ
日本に来て最初に覚える日本語は何でしょうか。といえば、「トイレはどこですか」でしょう。日本語が全くわからない外国人とってはこれだけの日本語でも話そうとするのは大変なことです。実際の会話では、「トイレはどこ?」でも問題なく通じますし、「トイレ?」と言うだけでも、あなたがトイレを探していることを相手は察してくれるでしょう。
サバイバルの基本単語から覚える
最短の学習法は、必要な単語から覚えることです。トイレの次はホテルや駅、デパートなど、行き先に関する単語でしょう。その次は、飲み物や食べ物の名前など、食事に関する言葉でしょう。さらに、商品名やサイズ、色など、買い物するときに使う言葉が必要になります。数字や日にちなど、日常生活で使う言葉も必須です。
さらに日常生活の言葉を加える
サバイバルに必要な単語を覚えたら、日常生活全般で使う言葉を覚えます。なかでも、日本の主要な移動手段である交通の種類や、その乗り降りに関する単語を覚えましょう。これらを覚えれば、日本語で何とか生活できます。部屋の探し方から日々の暮らし、仕事やお金、旅行、レクリエーションに関する言葉といった順番で覚えていくのがベストでしょう。