【日本語学習革命1】日本語学習の発想を転換しろ!

「日本語は世界一難しい言語」

日本語学習者がよく言う言葉です。本当でしょうか。そんなに難しいのなら 3 歳の子どもが話せるのはなぜでしょう。日本語を話せない日本人はいません。言語は人類にそなわった基本的な力です。それなのに難しいと感じるのはなぜでしょうか。実は日本語はやさしい言語なのです。

言語は学問ではない

ほとんどの語学学習は文法から始まります。文法とは文章の規則です。日本語でいえば、動詞は文の最後にくることや、「私は~」と「私が~」の違いなどを事細かに学びます。文法に加えて、文字や言葉も覚えなければなりません。ただひたすらこれらを覚える退屈な作業が、日本語学習とされています。

直接法で生徒は理解できるのか

最近では、日本語教師のほとんどが、最初から日本語だけでレッスンをしています。これは直接法と呼ばれる学習法で、英会話スクールでは一般的に行われています。日本でもそれが最も効率的な学習法だと言われていますが、本当にそうでしょうか。全く日本語がわからない人が、日本語で文法を教わって理解できると思いますか。

英語学習と日本語学習は同じではない

英語は、言うまでもなく国際語です。ほとんどの国で学ばれています。多くの人が英語の基本的な語彙や簡単な文法の知識を持っています。英会話スクールは、それらの知識を活用し、さらに新たな知識を追加して訓練する場所です。しかし、日本語学習者の事情は異なります。初心者は教師が何を言っているのか全くわからないのです。

小さな子どもがなぜ話せるようになるのか

幼い子どもは日本語だけで日本語を覚えます。赤ちゃんが泣けば、親は「ミルク? ミルクが欲しいの?」などと話しかけ、ミルクをあげます。それが繰り返されることで、「ミルク」という言葉を覚えます。日本語を自然に習得していくには膨大な時間がかかりますが、大人はそんな時間と環境はありません。しかし、この原理を応用して短時間で学ぶことは可能です。


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